A Dose of Rock'n'Roll

いろんな国の映画について書いています。それから音楽、たまに本、それとヨーロッパのこと。

Pinkpopフェスに行ってきました

オランダで開催されたPinkpopフェスに行ってきました!
 
そう、お目当てはポール・マッカートニー!!
 

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……え?いや、こないだ行ったって長文書いてたばっかりなんですけどって…?
いや、まぁ、、そうなんですけどw
 
自分でもまさか2週間のインターバルで2回もポールのライブに行くと思ってなかったんですが(笑)。
 
ね、念のため説明しておくと(なんか超ファンぶりをアピールしてるみたいで恥ずかしい…)、まずはこの”夏フェス”がポールのオフィシャルサイトで発表されたんですね。それで、「あー今年はオランダとベルギーに来てくれるなら行こうかなぁ」と思ったわけですよ。で、見てみたらオランダとは言え自宅から1時間ほどの場所だったんで、チケットを予約。
 
…まぁそしたら発表されちゃったわけですよ、ヨーロッパツアーが。しかもフェスのチケット取った3日後に。正直チケット安くないので若干迷ったんですが(苦笑)、それでもツアー初日が地元開催となるとそれはまぁ無視するのもちょっとなーと思って、こないだのデュッセルドルフ公演につながるわけです。
 
 
で、結論としては、この順番、大正解でした。
 
 
 
やーーーっぱり、ロックのライブはスタンディングでなきゃ!!!踊って飛び跳ねて騒いでなんぼでしょー!ってことを思い出させてくれました。
デュッセルドルフがまるでこのための予習に思えてきたんですが、さらには音響がばっちりで、大満足のライブでした!
 
 
 (多分…長いです笑)
 
 

EU Film Days 2016 / Made in Hungaria (2009)

そういえば、こないだオーバーハウゼンの短編映画祭のことを書いたのですが、もうすぐ日本で開催される面白い映画祭の情報をたまたま見たのでシェアしておきますね。
 

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EU Film Days 2016
 
 
公式サイトがこちら。
(※ 音声が出るのでご注意ください!)
 
 
 
「映画で旅するヨーロッパ」というキャッチコピーの通り、ヨーロッパ各国の映画が一挙に観れるなかなか稀有なイベントです。2016、とついているところからも分かる通り毎年開催されています。
 
私が学生のころから毎年開催されているので10年以上続いているイベントです。しかも学生はなんとたったの300円!
 
さまざまな国の文化を広く紹介することには諸手を挙げて賛成な私なので、本当に素晴らしいイベントだと思っています。東京っていい街だな〜。
 
国によっては最新作じゃないこともあるのが玉に瑕ですが、それでもここでしか観ることのできない映画を毎年やっているので、映画が好きな人には本当にオススメです。ブルガリアとか、ラトビアの映画なんて普通観れませんしね。
 
東京が6月18日〜7月10日、京都では6月25〜翌月15日まで開催しているようです。宝町なつかしいな〜。
 
 
 
そんなEUフィルムデイズで2012年に観た最高の作品がこれ。日本では『メイド・イン・ハンガリー』というタイトルで公開されていました。
1950年代に、当時は共産主義国家だったハンガリーでロックンロールを根付かせようとした実在のロッカーの話。とにかくもうそのロックンロールが(しかも主人公はギターじゃなくピアノ!)たまらなく爽快で、もう一度どころではなく、家に置いておいて折に触れて観たい作品になりました。
そもそもハンガリー映画って他にあまり知らないのですが、個々のキャラクターも魅力的で、お話の運び方もすごくスムーズ。ハリウッド映画と比べても全く引けをとらない、しっかりと作られた映画です。
 
ただ、今に至るまでDVDを発見できてないんですよね……。いや、あるにはあるんだがマジャール語オンリーで、さすがに字幕がないときつく…(Blurayでは英語字幕があるようだけど)。
どなたかご存知であればぜひご一報を…!
予告編ですでに最高!
 

ポール・マッカートニーのデュッセルドルフ公演にいってきました

というわけで先週の土曜日、ポール・マッカートニーのライブに行ってきました!
 

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(写真はパンフの表紙から)
 
前回のホリーズと違ってバンドの説明がいらないから、楽ですね(笑)。
念のため再確認しておくとビートルズは私の永遠の憧れで、昔バンドでベース/ボーカルをやってた私は何を隠そう、、、ポール・マッカートニーが、、、いやポール様が、、、大好きです
 
 
 
……一旦落ち着こう…。
 
ヨーロッパでポールを観るのは2015年のアムステルダム公演以来1年ぶり、2回目。そして今回は初のホーム戦であります。
今年から開始されたツアーのタイトルはOne On One”ツアーと題されており、5月28日のデュッセルドルフ公演は栄えあるヨーロッパツアーの初日でございました。
 
 
(今日も、、、長いです笑)
 

コロニア(2015)

原題: Colonia (というかまだ邦題がないのですが…)
制作: 2015年 ドイツ、ルクセンブルク、フランス合作
監督: フローリアン・ガレンベルガー
出演: エマ・ワトソン、ダニエル・ブリュール、ミカエル・ニクヴィスト
 

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ピノチェ軍政下の1970年代のチリを舞台にしたサスペンス。反政府活動に従事するドイツ人のダニエル(ダニエル・ブリュール)のもとを、CAの仕事でチリに寄った恋人のレナ(エマ・ワトソン)が訪れる。しかし、二人の幸せな時間は長くは続かないのだった。街頭で警官が市民を虐待する様子をカメラに収めたことで、2人は逮捕されてしまう。そして、ドイツ人移民コミュニティに移送されたダニエルを追って、レナは潜入を決意する。そこは移民コミュニティとは名ばかりの”出ることの許されない”カルト教団だったのだ…。
 
 
!!! 以下、ネタバレを含みます !!!
 

悪党に粛清を(2014)

原題: The Salvation
制作: 2014年 デンマーク・イギリス・南アフリカ合作
監督: クリスチャン・レブリング
出演: マッツ・ミケルセン、エヴァ・グリーン、ミカエル・パーシュブラント、ジェフリー・ディーン・モーガン
 

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デンマークから兄弟で開拓時代のアメリカに移民してきた男の物語。移民後7年経って妻子を祖国から呼び寄せたものの到着したその日に通りすがりの悪党に殺されてしまう(悲しすぎる…)。
実行犯の悪党はとりあえず射殺したものの、問題はそいつの兄貴。元兵士だが今は街の用心棒という名目で住民を支配しているヤクザみたいな悪党だったのだ。そしてマッツ・ミケルセン演じるジョンの復讐が始まる…。
 
!!! 以下、ネタバレを含みます !!!
 

ホリーズのボン公演に行ってきました

先週の木曜日、5月19日に長年の憧れだったホリーズのドイツ公演に行ってきました。
会場はボンのベートーベンホールというところ。たいてい外国でのライブは毎年1公演だけなので、今年のドイツ公演が自宅から車で1時間なんて幸運にむせび泣きました。
 

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(今日は長いです…笑)
 

オーバーハウゼン国際短編映画祭で観てきました その3

3つ目です。この回だけ初回でなかったので監督のあいさつはなし(終了0時だったし…)。

 

インターナショナルコンペティション部門 第3回

 

Two Ways Down, Laura Heit, USA, 2015, 3'23"

 

会場を間違ったので残念ながら見れませんでした…orz(間違えた会場で上映されてたムービーアウォードのビデオクリップのひどかったことと言ったら…!)
 
Eleganssi, Virpi Suutari, Finland, 2015, 25'42"
 
現在では珍しくなったと言っていい狩りを楽しむ男たちの作品。狩りがどう進んでいき最終的に調理されるまでを丹念に描いている。…まぁそれだけなんだけどさ。
 
紅花の影色染め, Oki Kayako, Japan, 2015, 10'

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これも日本の作品でどんなのかワクワクしていたんだが…なかなか”芸術的すぎる”作品だったかな…(これは一緒に行ったドイツ人の友人の言)。紅花を採って、染める過程を写すのかと思いきや瓶を鳴らす音を繰り返しながら紅花の絞り汁がシャーレに落ちていく様子がひたすら流れるだけ。
 
※ 日本でも上映されたみたいですね。アップリンク!また行きたいなあ…。
 
Four Edges of Pyramiden, Ieva Epnere, Latvia, 2015, 20'04"

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ラトビアの作品、だけど基本はロシア語で既に遺棄された島、ピラミッド島について語る希有なドキュメンタリー。そう、なかなか変わった名前の島で、調べてみると北極圏にあるスヴァーバル諸島のひとつだそうです(↓ここ)。すんごいところにある。現在はノルウェー領で島には誰も住んでないみたいですが、そんなところにレーニン像がたたずんでいるのはどうもシュールである…。

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※ 廃墟好きとか、興味ある方は調べてみてください。なかなか面白かったです。
 
Nimmikaage (She Dances for People), Michelle Latimer, Canada, 2015, 3'57"

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4分にも満たない作品ながら、個人的には大変印象に残りました。イヌイットの人々の生活と豊かな自然がモノクロで写し出される。ひとつひとつのシーンの間に挿入される女性の自然をあがめているような踊りと表情が非常に生き生きとしていて、大変気に入りました。
Hubris, Pavel Medvedev, Russia, 2015, 20'15"
 
Hubrisというのは傲慢さ、の意味らしいが、ロシアのプーチン大統領を批判する映画。視点があまりに一方的で見ていて退屈だった(長いし)。彼がしているという情報操作を批判する立場のあんたがしてどうする。
 
 
 
うーん、最後はもうちょっと感動的に〆たかったな〜…。また来年!