オーバーハウゼン国際短編映画祭で観てきました その3
3つ目です。この回だけ初回でなかったので監督のあいさつはなし(終了0時だったし…)。
インターナショナルコンペティション部門 第3回。
Two Ways Down, Laura Heit, USA, 2015, 3'23"
会場を間違ったので残念ながら見れませんでした…orz(間違えた会場で上映されてたムービーアウォードのビデオクリップのひどかったことと言ったら…!)
Eleganssi, Virpi Suutari, Finland, 2015, 25'42"
現在では珍しくなったと言っていい狩りを楽しむ男たちの作品。狩りがどう進んでいき最終的に調理されるまでを丹念に描いている。…まぁそれだけなんだけどさ。
紅花の影色染め, Oki Kayako, Japan, 2015, 10'
これも日本の作品でどんなのかワクワクしていたんだが…なかなか”芸術的すぎる”作品だったかな…(これは一緒に行ったドイツ人の友人の言)。紅花を採って、染める過程を写すのかと思いきや瓶を鳴らす音を繰り返しながら紅花の絞り汁がシャーレに落ちていく様子がひたすら流れるだけ。
※ 日本でも上映されたみたいですね。アップリンク!また行きたいなあ…。
Four Edges of Pyramiden, Ieva Epnere, Latvia, 2015, 20'04"
ラトビアの作品、だけど基本はロシア語で既に遺棄された島、ピラミッド島について語る希有なドキュメンタリー。そう、なかなか変わった名前の島で、調べてみると北極圏にあるスヴァーバル諸島のひとつだそうです(↓ここ)。すんごいところにある。現在はノルウェー領で島には誰も住んでないみたいですが、そんなところにレーニン像がたたずんでいるのはどうもシュールである…。
※ 廃墟好きとか、興味ある方は調べてみてください。なかなか面白かったです。
Nimmikaage (She Dances for People), Michelle Latimer, Canada, 2015, 3'57"
4分にも満たない作品ながら、個人的には大変印象に残りました。イヌイットの人々の生活と豊かな自然がモノクロで写し出される。ひとつひとつのシーンの間に挿入される女性の自然をあがめているような踊りと表情が非常に生き生きとしていて、大変気に入りました。
Hubris, Pavel Medvedev, Russia, 2015, 20'15"
Hubrisというのは傲慢さ、の意味らしいが、ロシアのプーチン大統領を批判する映画。視点があまりに一方的で見ていて退屈だった(長いし)。彼がしているという情報操作を批判する立場のあんたがしてどうする。
うーん、最後はもうちょっと感動的に〆たかったな〜…。また来年!