A Dose of Rock'n'Roll

いろんな国の映画について書いています。それから音楽、たまに本、それとヨーロッパのこと。

Attraction(2017)

ひっぱりすぎですけど、まだ続きます(笑)。 今度はロシアの映画。

 
原題: Attraction(原題: Притяжение)
製作: 2017年 ロシア
監督: ヒョードル・ボンダルチューク
出演: Irina Starshenbaum、Alexander Petrov、Oleg Menshikov、Rinal Mukhametov
 

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The Oath(2016)

前回の続き。

 
原題: The Oath(原題: Eiðurinn)
製作: 2016年 アイスランド
監督: バルタザール・コルマウクル
出演: Baltasar Kormákur、Hera Hilmar、Gísli Örn Garðarsson
 

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アイスランドからの本格サスペンス。娘を愛するあまりに暴走し泥沼にはまり込んでしまう男の姿を描く。奔放な娘がよからぬ男と付き合っていることを知った外科医のフィヌー。いてもたってもいられず男の家に不法侵入し、そこで発見したドラッグについて匿名で通報してしまう。しかし、すぐに彼が通報したことはばれ、ドラッグディーラーである男(オッター)に金を要求されることに。悩んだ彼は自らのスキルを活かしたある解決方法を思いつくが……。 

 

Under the Shadow(2016)

こないだブリュッセル国際ファンタスティック映画祭について書いたんですが、観た映画については書いてませんでした。人間の集中力が試される妙に厳しい空間だったとはいえ、良作ばかりだったのでちゃんと取り上げておきたいと思います。

(あとなんか日本語で書いてるのここだけ的な意味合いも期待しつつ…笑)
 
 
原題: Under the Shadow(ペルシャ語:زیر سایه)
製作: 2016年 イラン
監督: Babak Anvari
出演: Narges Rashidi、Avin Manshadi、Bobby Naderi
 

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2016年のイラン映画。イラン・イラク戦争中のテヘランを舞台として、イラクからミサイルが撃ち込まれる危機的な状況の中、あくまで避難しないで家に残ろうとする母娘に起こる怪奇現象を描く(夫は徴兵されてしまう)。
 

ブリュッセル国際ファンタスティック映画祭に行ったこと

ブリュッセル国際ファンタスティック映画祭に行ってきました。うちからは車で2時間と少しなので2月に行ったベルリンよりも近いんですよね。陸続きのヨーロッパのすごいところです。

 
さて、この映画祭はと言えば、”ファンタスティック”と銘打っているだけあって、普通の映画祭とは一線を画しています。なんとなく名前からはファンタジー映画が多いのかな?と思いますが、実際にはホラー・サスペンスの祭典になっています!ファンタジー系の映画はもちろん上映されますが、ホラー系の作品が圧倒的に多いです(次点はSF?)。とりあえず、普通の映画祭とはちょっと違うことを2017年版のポスターを見て感じてください(笑)。

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ファンタスティック映画祭というのはどうもどこでもそういう定義らしく、このブリュッセルとシッチェス(スペイン)、ポルト(ポルトガル)とあわせて三大ファンタスティック映画祭と呼ばれているようです。日本では『アイアムアヒーロー』がこの3つを制覇したことで話題になりました。
ホラー、中でもスプラッタ系かゾンビ系が好きなひとにはなかなかたまらないラインナップになっているのではないでしょうか。
 

The Other Side of Hope(2017)

アキ・カウリスマキの新作を観てきました。そう、前回書いた2月のベルリナーレで銀熊賞を取った作品です!
作品そのものよりも監督が60歳を節目として引退することを宣言して話題になってましたね。
だからと言ってあんまり本作を集大成とは言いたくないのですが…(そもそもまだ彼の新作観たいですしね…^^;)。


原題: Toivon tuolla puolen / 英題:the Other Side of Hope 邦題未定。
制作: 2017年 フィンランド
監督: アキ・カウリスマキ
出演: Sherwan Haji、Sakari Kuosmanen、Kati Outinen、Janne Hyytiäinen、Ilkka Koivula

 

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あらすじ ・・・ シリアからの難民の男がフィンランドにたどり着く。紆余曲折を経ながらもポーカーがめっちゃ強い男が経営するレストランに住み込みで働くことに。そうしながらはぐれてしまった妹を探すことになるが・・・。

 

!! 以下、ネタバレを含みます !!

 

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ベルリナーレに行ったこと

年が明けてから目が回る忙しさだったので書けずじまいだったのですが、そんな中でも念願のベルリン国際映画祭に行ってきました!
そう、ベルリナーレです。

 

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2月中旬という微妙な時期の開催のためにこれまではなかなか行けていなかったんですが、ドイツに住んで4年、初めて足を運ぶことができました。


感想は、、、無理してでももっと早く行けばよかった!というもの。
いやー、朝から晩まで映画を観て映画のことだけ考える1日って、本当に幸せなものです(ものすごくインドアな趣味なことは認めるものの…笑)。チケット獲得や行列に並ぶことを差し引いても心からベルリンに行ってよかったな、と思える2日間になりました!

 

自分自身の備忘も含めてなんですが、意外と日本語でベルリン映画祭の”行きかた”を書いてる記事って少ないように感じたので、感じたことを少し書いておきます。

 

 

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2016年の映画たち

こんにちは。

 

普通のブログで言えばありえないぐらいの月日が、更新しないまま経っておりました。しかも最後の投稿が袋ラーメンを並べただけという、なんかちょっと気が触れてる感じのアレでしたしね。

まぁ、とりあえず気を取り直して今年も映画とか音楽の話を綴っていこうと思う所存です。よろしくどうぞ。

 

 

そして臆面もなく今更な話題を書こうというのですが。

 

 

【2016年に観た映画ランキング】

毎年だいたい100本ぐらい観た中から、公開1年以内のものを一人で勝手にランクづけしてるんですが、あとで振り返ると結構楽しめるので皆様にもオススメです。

「映画=ひとりでやる趣味」の極北って感じですが。

そんな2016年もそれなりの収穫が。

 

5. ヘイル、シーザー!

コーエン兄弟の映画って『ノーカントリー』以外それほど特別好きってわけではなかったんですが、2016年自分の中で突然のヒット。そして公開された新作、特にこのシーンが笑ったのなんの。

ありがとう、アルデンエーレンライクくん!もう絶対忘れないぜ。

youtu.be

 

4. 火の山のマリア

詳細は以下に書いたんですが、超珍しいグアテマラの映画が、まさかこんなにもハイクオリティとは。すごく驚きました。

coroand501.hatenablog.com

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