A Dose of Rock'n'Roll

いろんな国の映画について書いています。それから音楽、たまに本、それとヨーロッパのこと。

2018年の映画たち

あけましておめでとうございます。

2019年も当ブログをどうぞよろしくお願いします。

去年は途中長期間更新が滞ってしまい1年でたった10本しか書けませんでしたが、今年はもう少しマメに更新してまいります!(毎月書けば去年以上になるという低い目標……苦笑)

 

さて、一応年始なので2018年に観た映画を振り返っておきたいなと思っております。なんとなく順位づけしたくない年だったので、ランキングにはせず、印象に残ったものについて少し。ちなみに全部で106本観ていました。

 

  

印象に残った新作

※ 新作というのは2018年公開のものだけではなく、鑑賞時で(日本化ドイツでの)公開から1年以内という基準にしています。

  

coroand501.hatenablog.com

ここにレビューも書きましたが、邦画のこの2本。1年を振り返ってみても、やっぱり良かった。特に『万引き家族』は鑑賞後手放しに喜べた作品。私にはカンヌ、納得でした。

 

 

それから3つ映画祭に行ったのも大きな収穫になりました(1月のロッテルダム、10月ワルシャワ、11月末にはタリンへ)。今年もたくさん行きたいなあ。

 

coroand501.hatenablog.com

これ、すごく私が好きなタイプの映画だったんですよ。不条理ものではないんですが。1人の人間の成長を描いて、最後に暖かい括り方をする。それに過度の演出や劇効果が使われないものに素朴な感動を覚えるらしいです。

  

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Lysis

それから、タリンでワールドプレミアだったこちら。ドイツ映画です。厳しくも美しいアルプスを背景に10年以上前に”掛け違えた”親子が絆を回復する、ちょっと重いけど暖かい作品でした。

 

coroand501.hatenablog.com

あとやっぱり元気な映画といえばこれ。いやでもこの映画(とボヘミアンラプソディかな)のおかげで普段は行かない映画館に足を運ぶ人が増えたのなら、本当にそれはよかったと思っています。

 

eiga.com

犯人をあぶり出すための立て看板を私費で出すというプロットがまずとても興味深い。そうした”フック”から物語に入っていき、最終的には登場人物それぞれが苦しみを経て成長する姿を描いていて、非常に感動的でした。

 

こうして見ると結構、家族ものが好きなんだなあ、という感じがしますね。

 

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20年前の連続殺人の犯人がマスコミに登場、センセーションを起こす、という珍しいプロットが見どころの作品。韓国のオリジナルも見たのですが、個人的には日本版リメイクの方が好きでした。特に公訴時効廃止というテーマを加えることで作品に奥行きが増しています(韓国版はアクションシーンが見もの)。

 

eiga.com

地味な法廷劇を丹念に描きこむところも見応えがあるのですが、その背景にある「真相」が見えそうで見えてこず、何度も見返したい味わいがありました。

 

The Guest

これは怖かった!個人的には、エジプト版ファニーゲームと呼びたい。人質と犯人の緊迫したやり取りに、胃が痛くなりそうでした(笑)

 

www.imdb.com

ヨーロッパ映画賞を受賞したドイツ映画。難民問題を現在進行形の問題として扱っています。つまり、作品に解が与えられていない。ぜひ多くの人に見てもらい問題について考えてもらうための作品ですが、映画そのものとしても先の見えない展開の面白さがあり、退屈せず観れるものでした。

 

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独特な映像感覚を持った映画で、フランスらしいジョークが炸裂してて好きだったのですが、カルトになるかも。”それ”に脳が溶けていくような快感を感じる様子が鮮烈に映像として焼き付けられていました。(でもエンディングに賛否分かれるかも?私は好き)

 

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トムクルーズ主演でとにかくはちゃめちゃで痛快!本作は実話なのですが、年齢を重ねても「彼が演じたらとりあえずかっこよくなる」役者をいまでも続けていて、本当に頭が下がります。

 

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新作ではないのですが、この映画がものすごく好きでした。奇跡を求めてやってくる人々が実際に”奇跡”を目の当たりにしたらどうなるか?という宗教的なテーマを裏からなぞる作品。皮肉たっぷりの映画ではありますが、テーマには非常に真摯に向き合っていると感じ、(そこに描かれていることとは裏腹に)監督はすごく信仰心の厚い人なのでは、と感じました。

 

www.zaziefilms.com

なお、2018年の映画の話題といえば、日本に一時帰国した際に「ベルイマン映画祭」が開催されていたことも挙げられます。私は渋谷のアップリンクで『ファニーとアレクサンデル』だけ鑑賞。5時間を超える大作で、(特に中〜後期)ベルイマン作品の集大成といえるような映画でした。これをきっかけに諸作見直したのですが、やはり『野いちご』は永遠の名作ですね。イングリッドチューリンの美しさ……ブルーレイほしい! (日本では単体でBD化まだでした)

eiga.com

 

というような感じで、ダラダラ綴ってしまいました。まとまりもありませんが、まぁ毎回ないので…苦笑

2019年も良い映画、良い音楽に出会えればと思っております。